2009年01月25日

あまり知られていない定額給付金の話

自民党会派  事務局長


間もなく定額給付金の支給手続きが始まる(と思います)。給付に際し「各自治体は臨時職員を雇って対応する」とのニュースを聞き、小生「何でそんな重要な業務を正職員ではなく臨時職員にやらせるんだろうか」という素朴な疑問が生まれたので、ちょっと調べてみました。

国民に給付されるお金は1兆9570億円ですが、給付に伴う事務経費が825億円が別途予算計上されております。そして、825億円のうち人件費233億円が補助金として各地方自治体に交付されます。

財政事情の厳しい地方自治体とすれば、職員をやりくりして給付業務をこなし、国から交付される人件費は別の事業に使いたいところですが、そこは「補助金」。目的外使用は認められません。なので、「使わな損」ということで臨時職員を雇うわけです。

同じように事務機器経費131億円、これも役所の備品を使い回せば補助金はもらえないわけで、新規のリースをすることになります(短期間なので購入は認められておりません)。

用途を限定して無駄遣いさせる位なら、一定額を渡して「これで何とかしろ、余った金は好きに使え」の方が、地方自治体も知恵を絞るような気がします。ついでに「地方税や公共料金を滞納している方はその分相殺してよい」なんて言えば、地方自治体は目の色を変えて業務を遂行するはずです。

そんなことを言うと二言目には「やれ個人情報だ、守秘義務だ」になりますが、無駄を省けというのであれば、情報の共有から始めないといけないのではと思います。

ちなみに、給付金を辞退した場合、そのお金は地方自治体のものにはならず、国庫に返納となります。ある地方自治体の方が言っていました。「給付金を辞退するくらいなら、一旦受領した上で自治体に寄付をお願いします」。知恵はあるもんですね(笑)。





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2009年01月21日

関根塾頭カンボジアを往く(後編)

IVP代表  関根 宏


1月9日 シュリムアップから車で30〜40分ほどの距離にある「かものはしプロジェクト」の工場に向かう。道中は、かなり道が悪いと想像していたが、アスファルトで舗装されていた(国道から一歩脇道に入るとあぜ道に近い)。

工場では(風通しの良い広い車庫のような感じでした)かものはしプロジェクトの共同代表の方に出迎えて頂く。工場に入ると10歳代と思われる女の子が20名ほどが、照れくさそうな笑顔でにこちらに顔を向けて頂いた。

彼女たちは、いぐさを紡ぐ担当、ミシンの担当、など分業でいぐさ製品を作っていた。電気が通っていない関係で、ミシンは足踏み。

なぜ女性ばかりなのか不思議に思ったので聞いてみると、昔の日本のように、婚前交渉の危険があるので男女交際のきっかけになりえる男性のいる職場で働くことは親が反対するらしい。しかし、既にプノンペンではこの文化習慣もかなり壊れてきているらしい。ちなみに、宿泊先のホテルでは男女が一緒に働いている。

一通りの説明を聞いた後、工員の一人の家に案内して頂いた。車で国道を少し走り、田んぼのあぜ道を15分ほど走ったところに彼女の家があった。赤ちゃんを抱っこした4〜5歳ほどの少女と5〜6歳ほどの少年、そしてお母さんが迎えてくれた。

バナナと竹で作った質素な家(むしろ小屋)に双子の赤ちゃんを含めて子供は全員で6人兄弟姉妹だった。お父さんは仕事をしていない様子。つまり、親と兄弟を支える収入はかものはしプロジェクトで働く彼女一人という。

しかし、この幼い女の子独りで家計を支えることなど出来ないのは容易に想像がつく。かものはしプロジェクトの方曰く、おそらく、この家の誰かが売られる可能性が高いと。因みに、この工員の女の子は父親の実子ではない。

親の身勝手さに少し驚きを感じこともあり、通訳を通じて失礼な質問をさせて頂いた。「避妊はしないの?」と。すると、驚いたことに、「面倒だから」と返ってきた。なんだそれ?

かものはしプロジェクトの方と通訳の方を含めて、総勢8名で訪問してしまったことに少し迷惑を掛けてしまったのでは、というような反省をしながらホテルに戻る車の車窓から見えるのは、立派な大きな家もあり、他のアジアの途上国に比べてさほどの差はない。というか、むしろ比較的に良い印象すら受ける。

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1月10日 アンコールワットの遺跡を視察した。そこには旧ポルポト派の銃弾の後が生々しく残っていた。その際、現地のガイドさんに「児童回春の問題は依然あるのですか?」と聞いてみると「昔はあったが法律も厳しくなったので今は殆ど聞かない」。

もしかしたら、法律で規制したせいで、水面下に潜ってしまい見えなくなってしまったのか、もしくは、この街がカンボジアの中で特別に恵まれていて、既に時代は変わり過去の話になりつつあるのか、未だ事実確認はできていない。

主要道路と感じる以外の一部道路の舗装状況や通信、電気などのインフラは良いとは言えない。しかし、シュリムアップは、世界遺産であるアンコールワットを目掛けて世界中から観光客が訪れている。

数年前に3軒ほどしかなかったホテルが、現在では30倍以上(100軒以上)になっているらしい。確かに、建設中のマンションやホテル、欧米、日本、中国、韓国からの観光客もかなり目立つ。ホテルでは生野菜も口にしたが、デファクトといわれた下痢すらなく大量に持参した薬は全て日本に持ち帰ることができた。

一方で、かものはしプロジェクトの方曰く、識字率が低いので業務上の指示が数字や文字で説明できず、口頭ベースなので大変ということも聞いた。

悪しきポルポト時代の残虐な光景を実際に目にしてきた影響で、生きる気力を失くしてしまった大人も大勢いると思う。教育を受けていらず、男尊女卑に近い風習があり性教育(少なくとも避妊というレベルでは)も行き届いていないとも思う。反面、婚前交渉はご法度でレイプをされてしまった場合でさえ、家から勘当同然という文化があるという。

目に見えるところは綺麗になってきたが、心の病は未だ心の深いところに残ったままなのかもしれない。光と影、今と昔、この国(少なくともシュリムアップでは。)の印象を受けた。日本でいう戦後の高度経済成長の時代に似ているのかもと感じた。




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2009年01月20日

カンボジアにて #1

株式会社VITA 代表 佐々木映美

1/7より、「かものはしプロジェクト」の現地視察のため
カンボジアに行って参りました。
現地視察は9日の予定でしたのでその前に
せっかくなのでアンコールワットを見学してきました。
そこでであった印象的な女の子を紹介します。

それはバイヨン(アンコールトム)でのこと。
この建物は、高さ約43mといわれる中央祠堂を中心に、
その第一層に二重の回廊が配置された構造となっている。
スニーカーをはいてはいたものの、
急勾配な石造りのこの階段を上ることに恐怖を感じていた私に
「こっちから登るとラクー」と日本語で話しながら近づいてきた少女がいた。

道案内をされながら、英語と日本語を交えしっかり話が出来るほどの
語学力で、とってもキモチの良い笑顔が印象的でした。

案内された階段は先程の階段よりもずいぶんと幅も広く、明らかに登りやすそうで、
登ることをあきらめかけていた私も登れそうな階段を見つけうれしくなりました。
そして彼女と一緒に2層目の回廊まで登ったところで
少女は、「1ダラー」といってお土産を薦めてきました。

アンコールワットでは、半分物乞いのように、
子供たちがお土産を売る姿が見られると、事前にWEBで見ていたので、
コレなんだな。と思いながら…
薦められたブレスレットは、どうしてもほしいと思えるものではなく
「Sorry」と控えめに断りながら中央祠堂のテラスまで登りきった。

そこでまた、「1ダラー」

彼女は道案内ではなくて、お土産を売るためにここに居るのだから仕方が無い。
次に薦められたものは、
アンコールワット周辺の様々な遺跡のの絵葉書が10枚入ったものだった。
そもそも絵葉書は買って帰ろうと思っていたので、
中身を見せてもらって、気に入るものを購入した。
登りやすい階段を案内してもらった上で、カンボジアの現地の少女と会話が出来て
ほしい絵葉書が10枚1$という安さで買えたので、私は大満足。

決して学校で習ったわけではない日本語と英語は、
お土産を売りながら覚えたという。
そのほうが楽しい。と…

私はこの少女が楽しみながら、仕事をしていることに
とてもうれしくなった。
来ている服もきれいなもので、決して物乞いとか暗いイメージは受けなかった。
彼女は10歳。
日本であれば、小学校5年生だ。
学校に行きたいかも知れない。
でも、現状を受け入れ楽しみ、サービスによって客を気持ちよくさせる。

変な話だけれど、
カンボジアで最高のセールスマンに出会った気分でした。

次回は、第2回FTC(フェア・トレード・コンテスト)の後に
本来の目的、「視察」の報告を書きます。
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2009年01月19日

実地教習開始です!

コーチ/永田恵一

免許取得支援の練習1回目をしてきました。最近の若者らしく格別自動車に関心のない子ですので、車に慣れてもらうことが目標です。具体的にはとにかく外周をグルグル周る、もし外周が上手く乗れて内周で何か練習できれば120点といったところです。

まず車に乗る前に確認事項(車両前後の安全確認、シート位置の調整等)を伝えます。このあたりは車を動かす必要もありませんから、もし身の回りに車があれば教本を見ながら身につけてもらえればと思います。

続いて私が乗り外周の走り方を見せた後、いよいよ運転交代です。初めて車を動かすわけですから当然恐る恐るといった感じ。キープレフトやカーブの曲がり方などなかなかうまくいきませんが、とにかく数を稼ぎます。そんなことを繰り返しながら、時間が来たので練習終了。内周までは行けませんでしたが、多少は車に慣れてもらえたのではないでしょうか。

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自動車免許取得支援プロジェクトリーダーの小島です。

1月13日に行われました、第1回教習の日記をアップします。20時に三鷹駅で施設の方と待ち合わせをしてから日通教習所へ。

手続きを済まし、いよいよ教習開始。1周目、全くスピードが出せずに悪戦苦闘。2周、3周と回を重ねていくに従い、段々ペースが上がってきたところで、軽く脱輪。

この際に、教官の方から、「カーブを曲がる時は、進む方向と曲がる方向を同時に見ながらハンドルを切る感覚で」というアドバイスを頂きました。あっという間に1時間が過ぎ、第1回教習が終わりました。




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2009年01月14日

関根塾頭、カンボジアを往く

IVP代表  関根 宏


1月6日 マスクに、ミネラルウォータに、様々な薬がスーツケースを占領しています。最終の打合せをNPO法人『かものはしプロジェクト』の可部様とさせて頂き、ほぼ準備完了。

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1月7日 10時55分発のJAL714で成田空港を出発。タイのバンコクに16時頃に到着。ここから17時40分発のPG(バンコクエアー)907便に乗り換えカンボジアのシュリムアップに向かう。

病気と事件に巻き込まれないようにだけは気を付けながら、色々な仮説、想像、妄想を膨らませ、無事シュリムアップ着。暗い道を30分ほど車を走らせてホテルに到着した。

ホテルで軽く食事を済ませて就寝。シュリムアップのホテルの部屋は快適。風呂、トイレとも、水が明らかに黄色く濁っていましたが……。室外に出ると少々、虫が多いですが。それ以外は、六本木にあるようなホテルと遜色ないほど。

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1月8日 昼過ぎ、念のためガスマスクのようなマスクを装着しホテルから徒歩でオールドマーケットに行ってみた。3輪車やバイクの兄ちゃんが、ハロー!ハロー!と声をかけてくる。アジアの途上国でよく出くわすのと同様に。

その国、その国の『ニオイ』があるもるものだけれど、シュムリアップでは燻製中の肉の煙のよう。後で気付いたのだが、薪で肉を焼いていたニオイでした。決して美味しそうな匂いではなく、マスクしているのに「うっ」とくる生々しい匂いだ。

世界的観光地のせいか、道は思っていたよりも綺麗。もちろん信号はほとんどなし。ホーチミン程ではないが、横断する勇気というかスキルがいる。通称、バーストリートと呼ばれるあたりには、結構お洒落な雑貨屋もあり、かものはしプロジェクトの製品(いぐさ製品)と競合しているものもあった。

それにしても、折角両替したカンボジア通貨のリエルを使う機会がない。米国ドルしか流通していないと言っても過言ではない。

カンボジアにはカジノがある。とあるホテルに併設されていらので、少し覗いてみたところエントランスはIDやパスポートすら要求せず簡単に入れた。夕方5時頃だったせいもあり、お客は誰もいなかった。ラスベガスでは時間に関係なくプレーヤーがたくさんいるのだが。

夕食はカンボジア風の焼肉と鍋が一緒になったような料理。ビッフェ形式の食べ放題で、数種類の肉や野菜があり、それを特製の鍋(鍋というか、ジンギスカン用鍋の油溜まりが深く大きいようなもの)で焼いたり、煮たりする料理。

スープはチキンベースのようで、日本人の舌にも良く合い、とても美味い。しめて、1人前5.5ドル(食べ放題)、アンコールビール数本と併せてちょうど1人頭10ドルだった。

但し、ガイドブックによると残したら1.5ドルの罰金とのこと。やはり、食うに困る人がいるからかなぁ〜と思い、そう言えば、日本でもご飯を残すと叱られたなぁ〜と想い出し、罰金制度はいいシステムだと思った。       (当然ながら続く)




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2009年01月10日

渡辺善美代議士 自民党離党騒ぎについて

  自民党**派  関係者


年末から自民党の渡辺善美代議士の離党騒ぎがワイドショー等をにぎわしています。皆さんの目には彼はどう映りますか?「正義の味方」「悪代官に歯向かう硬骨漢」でしょうか?

小生には「悲しい電波桟敷」にしか見えて仕方ありません。皆様もご存知の通り、ワイドショーはターゲットを「持ち上げて儲け、叩き落して儲け」で、一人で2度おいしい思いをします。例えば、鈴木宗男代議士然り、田中真紀子代議士然り、政界にとどまらず、枚挙に暇がありません。

現在彼は公然と自民党執行部を批判することでメディアの寵児になっています。一旦過激なことを喋ってテレビ受けすると、各社の記者が次を期待して金魚の糞宜しくついて回ります。

番記者を引き連れて回る自分自身に錯覚します。そこで、この快感を継続するためには「次はもっと過激なことを言わなければ」という強迫観念に似たものが出てきてしまい、残念ながら、現在の渡辺代議士は完全に自縄自縛に陥っています。

企業でいえば、社長を公然と非難する取締役がいるとすれば、その対象が大会社の社長であればあるほど面白いが許されないことは容易に想像がつくと思います。彼の主張の是非はさておき、表で言って良いことと悪いことの峻別がつかないのは、あの「田母神」元空幕長と同じです。適切な組織人とは決して言えません。

小生は渡辺代議士と直接仕事をしたことがないので、彼の性格は分かりません。但し、彼が大臣をやっていた時の警護官(SP)がこういうことを言っていました。「この前、渡辺前大臣に会ったんだけど、俺のこと覚えていないんだよな」。

文字通り体を張って大臣の警護をするSPを覚えていない代議士。彼は縁の下のスタッフや部下に対して心配りをすることが得意でない方といって間違いないでしょう。

国会議員はそういうところは良く見ています。「渡辺代議士に付いて行ったはいいが、自分だけ美味しい思いして俺たちは使い捨てにされる」。そこは敏感に感じ取っています。ですから、彼が離党してもついていく若手は皆無と断言してよいでしょう。

しかも彼は無派閥です。派閥に入らない、派閥を離脱する代議士の性格は往々にして「雑巾がけはしたくない」「下の面倒を見るのは嫌だ」「人のために汗をかきたくない」であります(勿論、立派な方もいます)。

もし彼が派閥に残っていれば、親身になって忠告、場合によっては一喝する先輩もいたでしょうが、悲しいかな、利用しようとする輩は山ほどいても、そういう先輩議員は彼にはいません。

「派閥」って諸悪の根源のように言いますけれど、人材を育成する互助
組織という良い側面もあるんです(笑)。

最近、親麻生、反麻生だの言われていますが、いわゆる「反麻生」の代議士の面々を見ると、安倍、福田内閣で厚遇され、麻生内閣で外された方が多いようです。人事って難しいですね。


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2009年01月06日

カンボジアへ

7日朝の便にてカンボジアに視察に行ってまいります。
昨年の打ち合わせにて、
NPO「かものはしプロジェクト」の可部さんを含め
現地での行動について打ち合わせをしていたときのこと…

予防接種は5種受けて欲しい。
おなかの具合が悪くなるのは「当然」であること
等々…
言い過ぎでしょ?
と思うようなことばかりでした。

やはりただの観光に行くのと同じようなキモチでいる自分に
気がつきハッとしました。
今回は短い期間ですが、できるだけ「現地」を感じ、
「私にできる何か」を考えることができるような事を
お土産として持って帰って来たいと思います。
帰国後にはまたご報告いたします。

また、私事ではございますが、
2009年より株式会社VITAとして活動をさせていただきます。

本年もどうぞ、宜しくお願い申し上げます。

株式会社VITA代表 佐々木映美

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日銀が頑張れば!

BFT代表  平山雅一

2009年の始まりは、未曾有の経済危機で不安に満ちたものになりました。急速な円高、金融不安・市況悪化というトリプルパンチで輸出関連企業の業績は振いません。

そんな中、日本は「外需頼みの経済構造から脱却すべし」との声も聞かれます。しかし外需頼みとは自由貿易の恩恵に属することなので、これを放棄して日本にどのような勝算があるのかを考えれば、その主張が説得力を欠くことは容易に想像できます。

おそらく内需主導と言いたいのでしょうが、すでに世界有数の規模に成長している日本の内需を更に爆発的に拡大させるには、内需拡大の基礎的要件である人口増加率に関して、少子化対策の革命的な政策や移民政策が必要になり、現在の政治的混乱を考えると、長期的な視点で政策を実行するのは難しいでしょう。

「じゃお先真っ暗か?」と言うと、実は個人的には結構期待しています。政府の失点の影に隠れて非難されていませんが、急激な独歩高の円高を放置している日本銀行の働きに期待しています。

素人の私には日銀の考えや行動はサッパリわかりませんが、通貨の安定がその役割のはずなので、1ドル=110円台ぐらいで安定するように各国の中央銀行に負けないぐらいマネーをジャブジャブ供給するインフレ政策を強めるはず?

というのがその読みです。為替が1ドル=110円台で落ち着けば、輸出関連企業は四面楚歌の現状から脱し、大きな追い風となります。

不必要にスタグフレーションを恐れているなどと陰口を叩かれる日銀ですが、企業のCPを直接購入にしたりと結構ダイナミックな政策に舵を切っています。財政と金融の相乗効果で2009年の年末が希望に満ちていることを期待しています。




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2009年01月05日

カンボジア視察に出発!

●株式会社IVP代表 関根宏

新年、明けましておめでとうございます。
本年も宜しく御願い致します。

米国から始まった百年に一度と言われる世界恐慌……。金融に携わる知人は、これを米国発の資本主義の崩壊に繋がりかねない危機と言ってました。

新年早々に、余り明るい話題ではございませんが、このような時代には、新たな『稼ぎ力』の創造が必要なのでは、と感じております。

その際、大きなテーマになるのが「何のために。誰のために稼ぐのか?」というもの。

社会のため、会社のため、自分のため、色々な視点がありますが、社会のためという視点を第一に考えることが、これからの新しい時代に乗り移るヒントになるような気がしております。

明後日から同志塾の活動の一環で、NPOの「かものはしプロジェクト」の協力のもと、カンボジアの視察に行ってまいります。

まず心で感じて、頭で考え、そして体を動かし児童回春問題の撲滅に向け取組む所存です。帰国後、あらためてご報告させて頂きます。

本年も何卒宜しく御願い申し上げます。



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2008年12月23日

派遣社員は貧困層の一つ手前?

昨今の不景気報道でイチバン「そら違うのでは?」と感じるのが、派遣社員や期間工の社会的なポジション。TVや新聞だと、まるで「貧困層」の一つ手前という扱いだ。失礼なことだと思う。派遣社員や期間工の皆さんは、収入や仕事の内容を考慮して定期雇用を選ばなかっただけ。

景気良い時なら、定期雇用の新入社員より派遣社員や期間工の方が収入多いですから。しかも自由だし可能性もある。だから私だってフリーを選んだのだ。編集部で頑張ってれば編集長になれた”かも”しれません。逆に正社員を選ばない場合、覚悟も必要であります。

野生動物には野生動物のカッコ良さがある、ということ。身体的や環境的な問題のある人を除けば、「何となく」就職しなかった人や、組織に入るという決断を先延ばしにしただけだということです。もし覚悟しないでフリーランスになったのなら、そらもう単なるワガママか世間知らず。

ただし。どんな経緯があっても、食事もない寝るところも無い、という状況になってしまえば、必要最小限の援助はしなければならない。同じ国に住む人間として当然のことであります。我が国は100万人くらいのフリーランスを喰わせるだけの国力を持ってます。

これが「個室とお金を援助する」になると「そらおかしいでしょ」と思う。文頭に書いた通り、あえて選んだフリーランスなのだ。それにしても不思議なのはマスコミの企業攻撃。TV局だって新聞社だって、いつでもクビを切れるフリーランスを都合良く使っているのに。

企業は政府じゃない。社員だって不況になればボーナスが激減する。なぜ私らの税金から給料出す公務員の年収安くならないのか? もし処遇に不満あれば、国にブツけるべきです。  (国沢光宏)

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舞らいふ代表 佐々木映美


「派遣社員として働く」。これは数年前から私の同世代の女性によく見る「流行の働き方」になっていたように思います。私の主観でしかないかも知れませんが、大手派遣会社の広告効果は非常に高く、昨年あたり派遣という働き方をクローズアップしたドラマも放映されたくらいです。

「大いなる可能性を持ち、自由で華やかなイメージ」をこの社会は作ってきたはずです。「こんなに素晴らしい働き方ですよ!」PRしたほうが顧客は増えるのですから当たり前なんですけど、過剰にしすぎたために、派遣という働き方に対するイメージアップが行き過ぎてしまったのでしょう。

派遣会社も「派遣として働くからにはこんな覚悟が必要ですよ!」なんて丁寧に教えてくれるわけないですし……。そのデメリットに気づかずに派遣を選んだ人も多いのでは? と思います。

「派遣として賢く働く」なんてコピーもよく見ます。個人的にはこういうコピーは好きです。「派遣というシステムを積極的に利用する人」であれば今の社会情勢を受け入れることが出来るはず。自分の仕事も家も同時に失えば、冷静に居られなくなる気持ちも分かりますけれど。

派遣という本質を理解しないまま、自分たちを守れ! と声をあげてしまう人は、メディアの被害者なのかも。声をあげる前に、派遣という働き方の本質を思い出させるそんな報道をもう少し積極的にしてほしい。

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株式会社ライズ 高岡 康洋 

私も国沢さんの意見に概ね同意です。今騒がれている派遣社員の問題の多くは、日本の派遣社員の制度にあると考えています。

システムエンジニアの私の感覚では「派遣社員」というと「自分の技術で勝負するために特定の会社には属さずあえて独立の道を選んだフリーランスの人」というイメージが強く、一般の正社員よりもさらにプロフェッショナル色の強い、職人のような人たちが多かったように記憶しています。

うろ覚えですが、7〜8年前に技術職のみに認められていた派遣という雇用形態を、製造業にまで広げた法案があり、それから、製造業が雇いやすい形の「派遣」という形態が生まれたと考えています。今メディアで言われている「派遣」はほとんどこの頃から出てきた製造業の派遣を指しているように思えます。

企業には、もちろん雇いやすい、切りやすいという理由だけで派遣社員を雇って欲しくはないですが、実際のところ、雇用する側も正社員だけ雇って生きていけるだけの余裕のあるところばかりではないと思います。そんな中で以前は認められていなかったためできなかったものが制度上OKになってしまえば、そちらの方に寄っていってしまうのも致し方ないと思います。

もし「本気」で派遣社員から正社員になりたいと思っている人がいて、
それでも本当に正社員の受け皿が見つからないような世の中ならば、
今回のようなことは起こって当然ですし、制度自体を見直す必要があると思います。

ただ、国沢さんがおっしゃるとおり、自ら「派遣」という道を選んだのに、いざクビを切られる立場になった途端に一方的な被害者の顔をするのは、私もあまり良い気がしませんし、それを煽るメディアの報道にも首を傾げたくなります。

しかしながら、もし派遣業に就いている人の大半が、派遣のリスクも知らずに安易にその職に就いているならば、国もいい加減馬鹿な国民を作り搾取するという構造から転換しないと、本当に日本そのものが沈没しかねないと思います。

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株式会社BFT代表 平山 雅一

昨今の派遣切りの報道には確かに違和感を覚える。まあ、派遣社員を雇用したことの無い人達や、派遣社員になったことが無い人逹が騒ぐから無理からぬことか。

ただ、あまりにも雇用に関して”学”が無さ過ぎると思う。では雇用に関し、どのような観点で考えればいいのだろうか? 

雇用問題を語る上で重要な概念は2つあると思う。「雇用の流動性」と「人材開発」で、失業率などの結果論よりも重要度は高い。

まず雇用の流動性に関して。雇用の流動性が確保されていれば、派遣切りが横行したとしても、雇用の受け皿が存在する限り社会問題化しない。

今回も雇用の受け皿が存在し、派遣契約を打ち切られた人々を速やかに吸収、もしくは吸収する見通しがあれば、何も問題は無いんじゃないだろうか?

不採算部門から採算部門へ労働力が移動しているのであれば、むしろ好ましい現象だ。しかし報道を見る限り、雇用の流動性が確保されているかどうかはサッパリわからない。

何千人単位で契約を解除されているのに、労働組合を設立した人って、ホンの一握り。この事実だけを見ると、一部の人だけがどうしようもない状況に置かれていると感じてしまう。

しかし報道を信じれば、契約解除されたすべて人々が再就職困難な境遇にあり、路上生活者に転落した印象。冷静に現状を分析している報道にまだ出会っていないので、マスコミ各社は早急に何が社会問題なのかを明確にしてほしい。

人材開発に関しては、派遣期間中に人材開発の機会がなかったとすると問題になる。具体的には「低賃金・長時間労働で酷使され、能力開発に時間とお金を割く時間がない」ことと「正社員と派遣社員の間で著しい格差が存在し、能力開発に関して機会均等が実現されていない」というもの。これらの状況は、明らかに貧困層の固定化に繋がるので明らかに社会問題だろう。

以上のことから雇用問題に関しては、もう少し緻密な議論が必要なのは理解してもらえると思う。現状のマスコミ報道はセンチメンタリズムに浸りすぎている気がする。もう少し冷静な報道を望みたい。





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