2009年01月26日

児童買春問題のプランの行方

株式会社アイブイピー代表 関根宏

1月24日に第二回FTC(フェアトレードコンテスト)を開催しました。農業を切り口にした地方活性化プランは、そうそうたるメンバーで推進することに決定し、かなり面白くなりそうでした。

今回たくさんの学生さんも参加頂き、感想も頂きました。その中で印象的だった声は「怖かった!」(いい意味で)でした。プロジェクトのプレゼンターが、経営者達から鋭く、しかも的を得た質問攻めにあっていたことが学生さんにとって新鮮だったようです。

白熱した「プレゼン道場」のような感じでした。

また、カンボジアの児童買春問題の解決に向けてのプランは、先日のカンボジア視察の結果を踏まえ、かものはしプロジェクト様とも協議しました。

結果、当時の状況とここ最近の状況が大きく変わったため、かものはしさんの方で最新情報を調査するものの、同志塾としては一旦推進終了とし、再調査の結果を受けて、新たな取り組みをするか否かを再考することになりましたことをご報告致します。

同志塾では継続性の高い社会貢献を行うべくビジネスのスキームを注入させることをテーマにしております。今後もベンチャー企業の経営者を中心に、サポーターとして意識の高い学生さんとコラボしております。面白いプランやサポーター、見学を希望される方は事務局までお気軽に!





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2009年01月21日

関根塾頭カンボジアを往く(後編)

IVP代表  関根 宏


1月9日 シュリムアップから車で30〜40分ほどの距離にある「かものはしプロジェクト」の工場に向かう。道中は、かなり道が悪いと想像していたが、アスファルトで舗装されていた(国道から一歩脇道に入るとあぜ道に近い)。

工場では(風通しの良い広い車庫のような感じでした)かものはしプロジェクトの共同代表の方に出迎えて頂く。工場に入ると10歳代と思われる女の子が20名ほどが、照れくさそうな笑顔でにこちらに顔を向けて頂いた。

彼女たちは、いぐさを紡ぐ担当、ミシンの担当、など分業でいぐさ製品を作っていた。電気が通っていない関係で、ミシンは足踏み。

なぜ女性ばかりなのか不思議に思ったので聞いてみると、昔の日本のように、婚前交渉の危険があるので男女交際のきっかけになりえる男性のいる職場で働くことは親が反対するらしい。しかし、既にプノンペンではこの文化習慣もかなり壊れてきているらしい。ちなみに、宿泊先のホテルでは男女が一緒に働いている。

一通りの説明を聞いた後、工員の一人の家に案内して頂いた。車で国道を少し走り、田んぼのあぜ道を15分ほど走ったところに彼女の家があった。赤ちゃんを抱っこした4〜5歳ほどの少女と5〜6歳ほどの少年、そしてお母さんが迎えてくれた。

バナナと竹で作った質素な家(むしろ小屋)に双子の赤ちゃんを含めて子供は全員で6人兄弟姉妹だった。お父さんは仕事をしていない様子。つまり、親と兄弟を支える収入はかものはしプロジェクトで働く彼女一人という。

しかし、この幼い女の子独りで家計を支えることなど出来ないのは容易に想像がつく。かものはしプロジェクトの方曰く、おそらく、この家の誰かが売られる可能性が高いと。因みに、この工員の女の子は父親の実子ではない。

親の身勝手さに少し驚きを感じこともあり、通訳を通じて失礼な質問をさせて頂いた。「避妊はしないの?」と。すると、驚いたことに、「面倒だから」と返ってきた。なんだそれ?

かものはしプロジェクトの方と通訳の方を含めて、総勢8名で訪問してしまったことに少し迷惑を掛けてしまったのでは、というような反省をしながらホテルに戻る車の車窓から見えるのは、立派な大きな家もあり、他のアジアの途上国に比べてさほどの差はない。というか、むしろ比較的に良い印象すら受ける。

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1月10日 アンコールワットの遺跡を視察した。そこには旧ポルポト派の銃弾の後が生々しく残っていた。その際、現地のガイドさんに「児童回春の問題は依然あるのですか?」と聞いてみると「昔はあったが法律も厳しくなったので今は殆ど聞かない」。

もしかしたら、法律で規制したせいで、水面下に潜ってしまい見えなくなってしまったのか、もしくは、この街がカンボジアの中で特別に恵まれていて、既に時代は変わり過去の話になりつつあるのか、未だ事実確認はできていない。

主要道路と感じる以外の一部道路の舗装状況や通信、電気などのインフラは良いとは言えない。しかし、シュリムアップは、世界遺産であるアンコールワットを目掛けて世界中から観光客が訪れている。

数年前に3軒ほどしかなかったホテルが、現在では30倍以上(100軒以上)になっているらしい。確かに、建設中のマンションやホテル、欧米、日本、中国、韓国からの観光客もかなり目立つ。ホテルでは生野菜も口にしたが、デファクトといわれた下痢すらなく大量に持参した薬は全て日本に持ち帰ることができた。

一方で、かものはしプロジェクトの方曰く、識字率が低いので業務上の指示が数字や文字で説明できず、口頭ベースなので大変ということも聞いた。

悪しきポルポト時代の残虐な光景を実際に目にしてきた影響で、生きる気力を失くしてしまった大人も大勢いると思う。教育を受けていらず、男尊女卑に近い風習があり性教育(少なくとも避妊というレベルでは)も行き届いていないとも思う。反面、婚前交渉はご法度でレイプをされてしまった場合でさえ、家から勘当同然という文化があるという。

目に見えるところは綺麗になってきたが、心の病は未だ心の深いところに残ったままなのかもしれない。光と影、今と昔、この国(少なくともシュリムアップでは。)の印象を受けた。日本でいう戦後の高度経済成長の時代に似ているのかもと感じた。




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2009年01月20日

カンボジアにて #1

株式会社VITA 代表 佐々木映美

1/7より、「かものはしプロジェクト」の現地視察のため
カンボジアに行って参りました。
現地視察は9日の予定でしたのでその前に
せっかくなのでアンコールワットを見学してきました。
そこでであった印象的な女の子を紹介します。

それはバイヨン(アンコールトム)でのこと。
この建物は、高さ約43mといわれる中央祠堂を中心に、
その第一層に二重の回廊が配置された構造となっている。
スニーカーをはいてはいたものの、
急勾配な石造りのこの階段を上ることに恐怖を感じていた私に
「こっちから登るとラクー」と日本語で話しながら近づいてきた少女がいた。

道案内をされながら、英語と日本語を交えしっかり話が出来るほどの
語学力で、とってもキモチの良い笑顔が印象的でした。

案内された階段は先程の階段よりもずいぶんと幅も広く、明らかに登りやすそうで、
登ることをあきらめかけていた私も登れそうな階段を見つけうれしくなりました。
そして彼女と一緒に2層目の回廊まで登ったところで
少女は、「1ダラー」といってお土産を薦めてきました。

アンコールワットでは、半分物乞いのように、
子供たちがお土産を売る姿が見られると、事前にWEBで見ていたので、
コレなんだな。と思いながら…
薦められたブレスレットは、どうしてもほしいと思えるものではなく
「Sorry」と控えめに断りながら中央祠堂のテラスまで登りきった。

そこでまた、「1ダラー」

彼女は道案内ではなくて、お土産を売るためにここに居るのだから仕方が無い。
次に薦められたものは、
アンコールワット周辺の様々な遺跡のの絵葉書が10枚入ったものだった。
そもそも絵葉書は買って帰ろうと思っていたので、
中身を見せてもらって、気に入るものを購入した。
登りやすい階段を案内してもらった上で、カンボジアの現地の少女と会話が出来て
ほしい絵葉書が10枚1$という安さで買えたので、私は大満足。

決して学校で習ったわけではない日本語と英語は、
お土産を売りながら覚えたという。
そのほうが楽しい。と…

私はこの少女が楽しみながら、仕事をしていることに
とてもうれしくなった。
来ている服もきれいなもので、決して物乞いとか暗いイメージは受けなかった。
彼女は10歳。
日本であれば、小学校5年生だ。
学校に行きたいかも知れない。
でも、現状を受け入れ楽しみ、サービスによって客を気持ちよくさせる。

変な話だけれど、
カンボジアで最高のセールスマンに出会った気分でした。

次回は、第2回FTC(フェア・トレード・コンテスト)の後に
本来の目的、「視察」の報告を書きます。
posted by 同志塾 at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 【FTC】カンボジア買春問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月14日

関根塾頭、カンボジアを往く

IVP代表  関根 宏


1月6日 マスクに、ミネラルウォータに、様々な薬がスーツケースを占領しています。最終の打合せをNPO法人『かものはしプロジェクト』の可部様とさせて頂き、ほぼ準備完了。

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1月7日 10時55分発のJAL714で成田空港を出発。タイのバンコクに16時頃に到着。ここから17時40分発のPG(バンコクエアー)907便に乗り換えカンボジアのシュリムアップに向かう。

病気と事件に巻き込まれないようにだけは気を付けながら、色々な仮説、想像、妄想を膨らませ、無事シュリムアップ着。暗い道を30分ほど車を走らせてホテルに到着した。

ホテルで軽く食事を済ませて就寝。シュリムアップのホテルの部屋は快適。風呂、トイレとも、水が明らかに黄色く濁っていましたが……。室外に出ると少々、虫が多いですが。それ以外は、六本木にあるようなホテルと遜色ないほど。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

1月8日 昼過ぎ、念のためガスマスクのようなマスクを装着しホテルから徒歩でオールドマーケットに行ってみた。3輪車やバイクの兄ちゃんが、ハロー!ハロー!と声をかけてくる。アジアの途上国でよく出くわすのと同様に。

その国、その国の『ニオイ』があるもるものだけれど、シュムリアップでは燻製中の肉の煙のよう。後で気付いたのだが、薪で肉を焼いていたニオイでした。決して美味しそうな匂いではなく、マスクしているのに「うっ」とくる生々しい匂いだ。

世界的観光地のせいか、道は思っていたよりも綺麗。もちろん信号はほとんどなし。ホーチミン程ではないが、横断する勇気というかスキルがいる。通称、バーストリートと呼ばれるあたりには、結構お洒落な雑貨屋もあり、かものはしプロジェクトの製品(いぐさ製品)と競合しているものもあった。

それにしても、折角両替したカンボジア通貨のリエルを使う機会がない。米国ドルしか流通していないと言っても過言ではない。

カンボジアにはカジノがある。とあるホテルに併設されていらので、少し覗いてみたところエントランスはIDやパスポートすら要求せず簡単に入れた。夕方5時頃だったせいもあり、お客は誰もいなかった。ラスベガスでは時間に関係なくプレーヤーがたくさんいるのだが。

夕食はカンボジア風の焼肉と鍋が一緒になったような料理。ビッフェ形式の食べ放題で、数種類の肉や野菜があり、それを特製の鍋(鍋というか、ジンギスカン用鍋の油溜まりが深く大きいようなもの)で焼いたり、煮たりする料理。

スープはチキンベースのようで、日本人の舌にも良く合い、とても美味い。しめて、1人前5.5ドル(食べ放題)、アンコールビール数本と併せてちょうど1人頭10ドルだった。

但し、ガイドブックによると残したら1.5ドルの罰金とのこと。やはり、食うに困る人がいるからかなぁ〜と思い、そう言えば、日本でもご飯を残すと叱られたなぁ〜と想い出し、罰金制度はいいシステムだと思った。       (当然ながら続く)




posted by 同志塾 at 01:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 【FTC】カンボジア買春問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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