日本人は「見える危機」に対応しようという気持ちが強く出る。ドクターヘリなど代表的な存在。病人の元まで医者付きで疾風のように飛んで行き、緊急処置をしながらあっという間に名医の待つ大きな病院へ。普通なら失ってしまう命を救い、めでたしめでたしという寸法だ。誰でも「何て素晴らしいシステムなんだ」と思うことだろう。
さて。銚子市立病院が閉院するというニュースを御存知だろうか? 何と公立病院の7割は赤字だという。病院と言えば儲かる仕事の代名詞のように感じるけれど、上がる一方の人件費に追いつかないのだという。このままだと閉院に追い込まれる公立病院が続出すると言われてます。ドクターヘリどころじゃない現実もある。
高齢者など病状により2〜3の科目に渡るようなことも少なくない。公立病院は複数の診療科を持つため、一度で全て足りる。個人経営のいわゆる「クリニック」しかないような場所だと、いくつかの病院を回らなければならなくなってしまうワケ。自分で移動手段を持っていない御老人だと、タクシー代も厳しい。
それなら地域で半分ボランティアによる移動手段を構築しようとすれば、今度は役所から「2種免許は持っているのか?」「事故の時の対応はどうするのか?」などと横やりが入り(そらタクシー会社とかモンク言いたくなるだろう)、なかなか上手くいかないようだ。病院も潰す。それでいて代替の交通環境を提供するワケでもなし。
今後、少子高齢化や、財政の悪化、格差の広がりにより、こういった「悲鳴」がたくさん上がってくるに違いない。行政から無視されている悲鳴の掲示板のようなネットのサイトがあれば、それを見て「これなら何とかなる」と救いの手段を提供出来るケースもあるんじゃないだろうか。悲鳴の掲示板、作れないものだろうか? (国沢光宏)
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悲鳴の掲示板 BFT代表 平山雅一
「悲鳴の掲示板」が存在したとして、どれくらいの効果が見込めるだろうか?
「悲鳴の掲示板」に近い概念として、目安箱なるものがあると思うが、
残念ながら、劇的な効果をもたらしたという話は聞いたことがない。
じゃあ、まったく無力かというとそうでもない。
コンセプトは全く異なるが、現代社会で成功している例は、実は結構ある。
代表的なものが、企業のコールセンター。顧客からのクレームや問い合わせを受け付け、
その情報を問題の解決や商品開発、マーケティングに生かす。
だから、莫大な予算を投下して運用しています。
目安箱とコールセンター、何が違うのだろうか?ポイントは情報公開だと思う。
問題が解決しなくても、人は解決に向かっていると感じると結構満足。
目安箱って受付機能に主眼が置かれているが、コールセンターはプロセス開示が主眼。
このあたりの小さな差異に、案外成功の秘訣があったりして。
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2008年09月26日
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看過できない間違いがあると思いますので一言。
>公立病院の7割は赤字だという。病院と言えば儲かる仕事の代名詞のように感じるけれど、上がる一方の人件費に追いつかないのだという。
病院の経営が困難なのは人件費の上昇によるのではなく、保険診療という公定価格が物価上昇や原価を無視して年々実質下げ続けられていることが主因です。
もちろん公立病院には多くの事務系公務員がろくに仕事もしないのに多数雇用されており(実際、役人がが多数の事務系役人を雇用するために病院ポストが存在している!)その分私立病院よりさらに経営が苦しいわけですが。